Sep
22
吉本 だから、極端に言うと、
喜劇的なことやたのしいことは、
必ず、悲しいものなんだと思うし、
悲しいものがどこかになければ、
それはそういうふうにはならないはずです。
なんだって、全体の雰囲気を言えば、
それは悲しいことだよと
要約されてしまいます。
だから、社会というのは、
漠然とした悲しみみたいなものが
満ち満ちてるところなんです。
それをなんか、
ちょっと変えたいな、と思うときに
言葉が発せられるんであって。
糸井 それで、吉本さんは詩を書いたんですね。
吉本 そうなんですよ。
ぼくなんかは、
それが自分の詩を書きはじめる
もとだったと思っています。